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2015年5月13日水曜日

外交力

 
中国や日本など、首脳の大きな仕事のひとつは外交です・・・

[北京 13日 ロイター] - 来週、南米を公式訪問する中国の李克強首相は、各国との間で航空産業や農業分野での協力拡大や、通貨に関する各種合意を締結する見通しだ。同国政府筋が13日明らかにした。
李首相は、5月17日─29日の日程で、ブラジル、コロンビア、ペルー、チリの計4カ国を訪問予定。
中国商務省の童道馳次官補は記者団に対し、李首相の南米訪問期間中に、産業協力、インフラ投資、FTA、経済・技術連携、教育訓練、財務支援など重要な議題について協議を進める意向を示した。次官補はまた「チリとは通貨スワップと人民元決済の協定合意を、ブラジルとは同国産牛肉の中国への輸出合意を目指す」と述べた。
次官補によれば、中国は南米から、砂糖や大豆などの原材料を輸入するだけではなく「もっと付加価値のある商品」を輸入したいと考えているようだ。
航空産業は、その一環として李首相がブラジルを訪問する際に特に重視している分野。同国の航空機メーカー大手エンブラエルの名こそ挙げなかったが「今回のブラジル訪問で、(ルセフ大統領と)航空機の取引拡大を含め、航空産業での中国─ブラジル間の連携強化について協議を進める」と意欲を見せた。
中国にとって南米は、通商分野での結びつきは強いものの、地政学上米国の影響が色濃いため、中国の政治的影響力は限られている。
中国は、具体的には現在、ペルーとチリからは銅、アルゼンチンとブラジルからは大豆を輸入している。ペルーとチリの両国は既に中国との自由貿易協定(FTA)に調印している。コロンビアは協定合意を視野に入れている段階。
次官補によれば、中国は2014年末時点で、南米に対し既に総額1000億ドル以上を投資している。

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