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2013年9月30日月曜日

壇蜜とペルシャの王の物語

壇蜜の写真集が100円。

ペルシャの王の物語も100円。

どちらが豪華か? そりゃ、ペルシャの王の物語のほうが途方もなく豪華だ。


ブッククリエイターの仕事。手始めにペルシャの王の物語を出版するかな?

Amazon, Google, Appleで販売。100円にするかな?


 アラビアンナイト
~ペルシャの王と海の王女

作者 不詳
訳 青柳洋介


 昔、ペルシャに王がいた。御代の初めに多くの輝かしい勝利をおさめた。その後は、平安を謳歌したので、もっとも幸福な王と呼ばれた。王の唯一の気がかりは世継ぎがいないことだった。王室の慣例に従って、都にいるときは、廷臣たちを集めて、催しを開いた。大臣と宮廷で名高い人たちが集まった。その中に、はるか遠い国から来た商人がいた。商人は、とても大事な件があると、王への謁見を懇願した。王はただちに商人の謁見に応じた。催しが終わると、廷臣たちは退いた。王はどんな用件を持ってきたのかと商人に尋ねた。「陛下、ご覧ください。私は美しく魅力的な奴隷を連れてきました。この世の隅から隅まで探しても、見つからないほどです。この女をご覧になれば、きっと妻にしたいとお思いになるでしょう」と商人は答えた。王の命令に従って、この美しい奴隷はただちに召し入れられた。王は、女を見ると、その美しさと気高さに圧倒された。そして、恋の虜になり、すぐに結婚すると決めた。そして、結婚した。

 王は自分の部屋の隣にその美しい女を住まわせた。そして、女の召使いたちに命じて、もっとも高価な服を着せ、もっとも立派な真珠の首飾り、もっとも美しいダイヤモンド、その他のその他の宝石など、女が望むものを選ばせた。

(続く)

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